葉酸を摂取して、元気な赤ちゃんを出産しましょう

赤ちゃんを妊娠したと知った時、幸せ、喜び、感動などいろいろな感情が押し寄せてきます。特に、子供が欲しかったのになかなかできなかった方や、不妊治療を受け続け、その結果が報われた方にとっては、人生で忘れられない瞬間になることでしょう。しかし、妊娠したからといって無事に出産できるわけではありません。約10か月の間、お腹の中で赤ちゃんを育てていかなければならないのです。では、どうすれば健康な赤ちゃんを育てることができるのでしょうか。そのために、すぐにできることはありますか。そこで今回は、健康な赤ちゃんを育てるために必要な栄養素である「葉酸」に注目し、その大切さについてまとめてみました。

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葉酸の大切な役割

まず、葉酸とはいったいどういった栄養素なのでしょうか。一言でいうならビタミンの一種(ビタミンB)です。葉酸が不足すると、貧血、口内炎、食欲不振、下痢などの症状があらわれ、健康な体を維持できなくなります。そのため妊娠していてもいなくても、毎日葉酸を取り入れることが、健康を維持するのに欠かせません。特に妊娠している方は、妊娠3か月目までを意識して葉酸を摂取するとよいようです。なぜでしょうか。
妊娠初期と呼ばれるこの時期に、胎児の細胞分裂が多く行われ、中枢神経や各臓器・器官が形成されるため、多くの栄養が必要になります。しかし葉酸が不足すると胎児に十分な栄養が届かず、神経管閉鎖障害などの病気を引き起こす可能性があるといわれています。神経管閉鎖障害とは赤ちゃんの脳や脊髄が正常に作られないことによって起こる先天異常です。神経組織に障害がおこると、足の運動に障害がでたり膀胱や直腸機能に障害が起こる場合もあれば、神経管の上の部分で閉鎖障害が起きると、脳が形成不全となり、流産や死産の割合が高くなるなど、大変危険な障害が発生します。それで、軽度、重度な障害に関係なく、健康で元気な赤ちゃんを育てるために、妊娠初期は葉酸を摂取することがとても大切なのです。

では、どれくらいの量を摂取する必要があるのでしょうか。成人女性の場合1日240μgの摂取が必要ですが、妊婦さんの場合はプラス240μgの合計480μgの摂取が推奨されています。葉酸は野菜や果物、肉類など多くの食品に含まれています。例えば野菜や豆類の中では、芽キャベツ、パセリ、アスパラガス、ブロッコリー、枝豆、ソラマメなどに多くの葉酸が含まれています。もし野菜類だけでこの量を摂取しようとするなら、ほうれん草は1束、アスパラガスは16本、枝豆は200グラムのいずれかを食べると必要量を摂取できます。果物でいえば、イチゴやマンゴーなどを500グラム、肉類では、鶏、牛、豚の肝臓など30グラム程度食べると、十分な葉酸を取り入れることができます。

食材に加えてサプリメントも上手に使いましょう

簡単に食材に含まれる葉酸の量をあげてきましたが、これを三か月毎日意識して食べるのはかなりの努力が必要です。加えて、葉酸は熱に弱いため、調理している最中に半分近くが分解し、無くなってしまうため、上であげた食材以上の量を食べなければ、必要量の葉酸を取ることができません。そこでおすすめなのが、サプリメントを飲むことです。ある研究によると、体内に入った葉酸の吸収率は、食品からだと50%程度になるものの、サプリメントを通してだと80%程度という率で効率的に吸収されることがわかっています。
またサプリメントは、飲むだけなのですぐに摂取でき、忙しい時や旅行中でも、気軽に飲むことができるのは、妊婦さんにとって心強い味方です。ちなみに厚生労働省は食品からとる葉酸に加えて、400μg(=0.4mg)をサプリメントから摂取することを推奨しています。これは日本だけではなく、アメリカ、オーストラリアなどのほかの国でも、サプリメントから葉酸を取ることが推奨されており、葉酸が妊婦さんにとってどれほど重要なのかを理解できます。

このように、葉酸を摂取することは、妊婦さんと赤ちゃんを健康な状態に保つのに役立ち、そのために通常の食事に加えて、サプリメントをバランスよく飲むことにより、手間をかけず簡単に必要量を摂取できることがわかりました。葉酸をしっかりと摂取し、健康で元気な赤ちゃんを出産してください。